ご挨拶

鉄道博士
鉄道博士

YouTube「鉄道博士 / Dr.Railway」チャンネルは、2019年のチャンネル開設以来、「鉄道は最高のエンターテイメント❤️」を理念として運営してまいりました。

2020年のコロナ禍を奇貨として、日本でも急激にテレワークが普及し、通勤時間や出張時間が0になった方が増えました。コロナ禍以前は、世界中で日本だけが遅れており、テレワークや遠隔会議を日常的に利用する人の割合が、IT業界や新興企業以外では極めて低い状態でした。

コロナ禍により、満員電車による通勤や長時間の出張に時間とお金を浪費することの愚かさを、日本でも多くの人が理解しました。2004年に英国の公共放送局BBCは「通勤ラッシュによるストレスは戦場以上(Commuters ‘suffer extreme stress’)」という記事を掲載しました。心理学者のDavid Lewis氏の研究により、暴動を鎮圧する機動隊員や、臨戦体制の戦闘機パイロットよりも、高いレベルのストレスを満員電車の通勤客は受け続けることが判明しました。日本の労働時間あたりの生産性が、データが取得可能な1970年以来、2020年に至るまで、ずっとG7最下位と低迷していることと、東京一極集中による満員電車通勤の常態化には相関があると考えられます。

今こそ、東京一極集中を逆転させ、地方交付税に頼らない、地方の真の自立を図るべきです。そのためには、優秀な人材にとって魅力的な地方都市を増やす必要があります。地方の多くには、進学校を卒業し、有名大学に進学した人々が地元を去り、官公需依存産業・規制業種だけが残りました。日本の国家財政が破綻の淵にある今、地元から有能な人材の流出を防ぐとともに、他の地域で生活してきた優秀な人材を引きつける魅力が地方に求められています。

コロナ禍により、ソーシャルディスタンスを十分確保できる地方のローカル線の魅力は相対的に高まりました。単線のローカル線の駅で、上下線の列車が停車し、行き違いをするほのぼのとした光景は、大都会の通勤電車には全く求め得ない、圧倒的な豊かさなのです。

最高時速500kmのリニアモーターカーや整備新幹線は、テレワークや遠隔会議が広く普及した現在、存在意義を失いました。「鉄道は最高のエンターテイメント❤️」を合言葉にして、地方の鉄道路線の収益改善、地方の自立の伴走をさせていただきます。

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チャンネル運営 長井利尚